医薬分業化のため、医療機関と調剤薬局は別々に運営するよう厚生労働省が推進しています。

そのため近年は至る所に「調剤」や「処方せん」といった看板を掲げる薬局がオープンするようになりました。

 

処方せんのゆくえ

ところで、医療機関を利用したとき、どこの薬局に処方箋を持っていきますか。

法律では患者の自由意思を尊重しなければならないことになっていて、医療機関ではどこの薬局を利用するように誘導できないことになっています。

 

しかし、患者の多くは“自由に選んだ”結果として医療機関のすぐ近くの薬局を利用する傾向が強いようです。

ある調査では、56%以上の患者さんが隣接する薬局へ処方せんを持って行っているとのことです。

 

理由を考えると

実は、日本で分業が始まってから40年ほど経ちますが、この数字から多くの方は利便性を優先して距離が近い隣りの薬局を利用していることが分ります。

 

他に考えられる理由は、別の薬局に行っても必要な処方薬を取り揃えていないのではないかと思っているからかもしれません。

その点、すぐ近くの薬局ならその病院や医院で処方する薬に特化して在庫があるだろう、と思いがちです。

それが転じて、そうでない薬局では在庫がないのでは、という思いがあるかもしれません。

 

しかし、実際は調剤薬局では全国の医療機関からの処方せんを受け付けていますし、処方内容のチェック、飲み合わせ、副作用のチェックなどを行います。

その情報はお薬手帳などに記載されることになっています。

 

ですから患者さんの服用歴は一ヶ所で一元的に管理する、つまりかかりつけの薬局を持つことが本当は安心だと言えます。

 

薬局側としてはそうした思いでいると思いますが、利用するわたしたち患者は視点が違うわけです。

医療機関の近くのほうが早く済ませられますし、もともと体調が悪くて来ていることが多いわけですから尚更ではないでしょうか。

 

このサイトでは利用者・患者の目線で、信頼できるお店、安心できる薬局を選ぶためのポイントについてつづっていきます。