薬局や薬剤師は、こちらが何の病気で薬を必要としているのか知っている、処方せんを見れば判るものと考えがちかもしれません。

 

でも、だいたい「どうされましたか?」と聞かれることがほとんどですね。

決まり文句のようなものかと思っていましたが、実は意味があって尋ねるのだそうです。

 

どうして尋ねるのか

これほどネットが発達した時代なのに、医師から病名の情報は伝わっていないのです。

薬剤師としても処方せんを見ただけでは、どんな病気や症状でその薬を必要としているのかは判断することはできないのです。

つまり推測するしかないのです。

 

風邪のような分かりやすい病気ならいいですが、疾病の種類自体はとても多いですし、「風邪」といっても重さも患部もいろいろですから、勝手に決めつけて薬を出すことはできません。

 

また、他の薬との飲み合わせ確認や、ジェネリック薬品に切り替え可能なのか、なども薬剤師は判断する必要があって、「どうされましたか?」とか「お医者様はなんと言っておられましたか」とか尋ねてきます。

ですから、嫌がらずに素直に答えておきましょう。

 

処方せんと病名

そもそも処方せんに病名を記載しておけばいいのではと思いますが、どうやらプライバシー保護のために医者側は記載しないのだそうです。

 

病名を答えるときには、周りの人に聞かれたくないことも多いですよね。

小声で言いたいときとかありますし。

薬局によっては、そんな患者の気持ちに配慮してカウンターに一人ずつの仕切りを設けて、安心して相談できるようにしているところもあります。

 

2016年から日本で「マイナンバー制度」が始まることになっています。

これはICカードを国民一人一人に持たせて、個人のいろいろな情報を1枚のカードに収められるようになります。

電子カルテも収めることができるようになります。

 

このカードを持って行って提示すれば、病院で記録した病名や検査の数値なども読み取れるようになります。

そうすると、薬局に行くたびに「どうされましたか?」と聞かれることはなくなります。